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分類するということ

July 06, 2020

とおくから蝿のように見えるものでも書いたように『言葉と物』の序文でミシェル・フーコーはボルヘスのあの変テコな動物の分類を読んで笑ったそうです。彼はまったく別の思考体系の可能性に魅せられたのでしょう。(われわれは感じないが)それは同時に私達の思考体系の限界を露わにします。似た話で「トレーン・ウクバール・オルビス・テルティウス」では「そんな思考体系」についての、別の思考体系に完全に入っていくことについての物語です。その物語にはこう書いてあります。

空間ではなく時間のうちに継続的に展開する一連の心的過程として、宇宙を認識している。スピノザは外延と思考の属性を人間の無窮の神聖さに帰した。トレーンでは誰ひとり、(ある状態を表象するものでしかない)前者と(宇宙の完全な同義語である)後者との並置を理解しようとしない。換言すれば、彼らは空間的なものが時間のなかで持続するとは思わないのだ。地平線に立ちのぼる煙、その後に見かけた野火、さらにその後の、消えずに火元となったタバコなどの知覚が、観念連合の一例として考えられる。

トレーンの文化はわれわれには異質なものです。異質のトレーン文化は百科事典の項目としてはじめてわれわれの世界に明らかとなりました。百科事典は西欧を基盤にした知識理論の記念碑で、その理論とは、あらゆるものは認識可能であり、一連の証明された事実としてアルファベット順に適切に分類されて蓄積できるというものです。

ボルヘスが書こうとしていることは、われわれがどのようにして世界を知るか、それをどのようにして発見し言葉で定義するか、それはどのおうにしてわれわれを驚かせるかについてであると思えます。

As I have written ”とおくから蝿のように見えるもの”, Michel Foucault laughed at a weird category of animals by Borges, which is written in the introduction of “The Order of Things”. We suppose he was fascinated by the entirely different system of thought. (We don’t feel) however, it expose a limitation of our system of thought. In the similar story “Tlön, Uqbar, Orbis Tertius”, the story is of completely transition of “system of thought”. The story is written like this.

The culture of the Tlön is alien to us. The heterogeneous Tlön culture was first revealed to our world as an encyclopedia entry.The encyclopedia is a monument to the Western-based theory of knowledge, which is the theory that all things are recognizable and and can be properly classified and accumulated in alphabetical order as a set of proven facts It is.